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射水市出身の人間国宝はいますか。

カテゴリ 芸術文化   掲載日 2011年6月30日

ご質問 射水市出身の人間国宝はいますか。
回答  石黒宗麿(いしくろむねまろ、1893〜1968年)は大正期の中ごろ伏木の陶芸家内藤心月(ないとうしんげつ)を知り、また、25歳のとき、国宝の曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)に出会い心打たれ、陶芸を志すようになりました。その後各地を転々としながら独学で陶芸を研究します。
 昭和に入り、中国古陶磁の研究者小山富士夫を知って強い刺激を受けます。
 1936年京都八瀬近衛町に窯を築き、やがて中国宋代の柿釉や木の葉天目の技法を日本で始めて再現することに成功しました。さらに独自の工夫で鳥文や魚文を施した新しい壷や鉢を作り出しました。
 1955年には、陶芸分野において、富本憲吉・荒川豊蔵・浜田庄司の各氏とともに鉄釉陶器の技法と芸術性によって、第1回重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に認定をうけます。その後も一つのスタイルにとらわれず、75歳で没するまで変貌自在な創作活動を続けました。

 宗麿は中国陶磁の唐三彩や宋磁をはじめとして、唐津や柿釉、天目、色絵、金彩、楽焼に至るまで驚くほど多彩な技法を研究し、作品に駆使したことで知られています。それは単なる模倣ではなく、豊かな感性と卓越した技法により独自の陶芸世界を展開しています。

 新湊博物館では、石黒宗麿の作品を収集・保管し、一部を常設展示しています。その気品あふれる作品をぜひご覧下さい。

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新湊博物館
所在地 〒934-0049 富山県射水市鏡宮299番地
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