こちらでは、新湊漁港で多く水揚げされている旬のさかなを紹介しています。 旬のさかな ズワイガニ ◆ 11月6日 ズワイガニ漁が解禁 ◆ ズワイガニは、北海道から山陰鳥取・島根県沖まで日本海に広く分布し、『日本海の冬の味覚の王』ともいわれ、それぞれの地方の冬の代表的な味覚として親しまれています。ゆでガニのほか、刺身、焼きガニ、カニしゃぶなど多様な食べ方が工夫されています。メスは北陸では『こうばこガニ』と呼ばれ、お腹の中の柿色の卵(うちこ)が大変美味なので、人気があります。新湊では底引き網で漁獲します。漁期は、オスが11月6日から3月20日まで、メスは11月6日から1月20日までとして、資源の確保に努力しています。 ベニズワイガニ ズワイガニが『日本海の冬の味覚の王』といわれるのに対し、ベニズワイガニは『女王』といわれます。これはベニズワイガニの紅色から連想されたものだと考えられますが、実は漁獲できるのはオスだけで、資源保護のため甲幅9センチメートル以下のオスと、メスは全部が禁漁となっています。ズワイガニとよく似ていますが、棲息地が違うので漁法も違います。より深いところに棲んでいるため、カゴを沈めて仕掛けにするかごなわ漁で獲られます。漁期は9月1日から5月31日まです。 アマエビ(ホッコクアカエビ) ホッコクアカエビのことを新湊ではアマエビと呼びます。地方により様々な呼び方があり、新潟県ではナンバンエビと呼ばれています。新湊では11月から3月にかけて小型底曳網漁業で、6月から8月頃にかごなわ漁業で漁獲されます。アマエビは、名前のとおり甘くとろみがあり、刺身で食べるのが最高です。 ゲンゲ ゲンゲは深海に住む魚で、富山湾では小型機船底びき網で漁獲されます。新湊で一番よく獲れるのがノロゲンゲ。大きさは30cmくらいで体が寒天質で柔らかくヌルヌルしてします。汁物や鍋物で食します。また、新湊ではタナカゲンゲという体長1mほどになる大きなゲンゲも獲れます。煮物や焼物で食します。 非常によくとれているさかな ソウダガツオ ソウダガツオの仲間には、マルソウダ、ヒラソウダがあります。富山湾では定置網により漁獲されています。マルソウダは血合いが多く生食にはあまり適しませんが、ヒラソウダは美味で刺身にして食されます。 その他よくとれているさかな カマス 富山湾では、主にアカカマスという種類のカマスが漁獲されます。新湊では、定置網で漁獲、盛漁期は9月から11月。干物や塩焼きで食します。 サバ 富山湾で獲れるサバには、マサバとゴマサバがあり、新湊では定置網で周年漁獲されています。マサバは平サバ、ゴマサバは丸サバとも呼ばれます。サバは、味噌煮や塩サバ、新鮮なものは刺身にして食します。 カワハギ 新湊では、ウマズラハギ、カワハギ、ウスバハギ(センバとも言います)が獲れます。一般に小型で、頭に1本の太い棘を立て、皮が厚くてザラザラしています。口先を包丁で切り、尾のほうに皮を引っ張ってむしり取るので『皮剥ぎ』と呼ばれます。白身で身肉が引き締まっており、とくに肝は風味があって大変美味です。新鮮なものは刺身で、家庭では鍋物や味噌汁の具材として利用されます。 バイ バイにはいろんな種類がありますが、新湊では、オオエッチュウバイやカガバイという種類が多く獲れます。刺身や酒蒸し、煮物などにして食します。バイは、カニやエビと同じく、エサをいれたカゴを海底に沈め仕掛けにするかごなわ漁法で漁獲されます。 ガスエビ(トヤマエビ) トヤマエビは紅白の縞模様のある深海性のエビで、新湊ではガスエビ、その中でも大きなものをオオエビと呼んでいます。富山県内ではボタンエビとも呼ばれています。富山湾の水深200〜400メートルで小型底曳網やかご縄で漁獲されています。ホッコクアカエビ(アマエビ)より大きくて身も固く、刺身や寿司ネタの他、煮物として食します。 アジ アジ科でいちばん多く獲れるのは、マアジです。マアジは16〜17℃の水温を追う沿岸性回遊魚で、四季を通じてなじみのある魚です。刺身、タタキ、塩焼き、干物、フライなど何にしても美味しく、味がいいので「アジ」になったという説が多いです。
こちらでは、新湊漁港で多く水揚げされている旬のさかなを紹介しています。
◆ 11月6日 ズワイガニ漁が解禁 ◆
ズワイガニは、北海道から山陰鳥取・島根県沖まで日本海に広く分布し、『日本海の冬の味覚の王』ともいわれ、それぞれの地方の冬の代表的な味覚として親しまれています。ゆでガニのほか、刺身、焼きガニ、カニしゃぶなど多様な食べ方が工夫されています。メスは北陸では『こうばこガニ』と呼ばれ、お腹の中の柿色の卵(うちこ)が大変美味なので、人気があります。新湊では底引き網で漁獲します。漁期は、オスが11月6日から3月20日まで、メスは11月6日から1月20日までとして、資源の確保に努力しています。