慢性咳嗽(まんせいがいそう)について

内科副部長 野畑浩一

広報いみず 平成19年6月号より転載

風邪を引いた時に咳が出ますが、こうした咳は数週間以内に治ることが多いです。数週間以内に治らない、2か月間以上続く咳のことを慢性咳嗽(まんせいがいそう)と言います。慢性咳嗽で発見される疾患には肺癌や肺結核がありますが、胸のレントゲン写真をとっても異常がない場合には以下の疾患・病態を考える必要があります。1 気管支喘息
2 咳喘息
3 アトピー咳嗽
4 副鼻腔気管支症候群
5 胃食道逆流症
6 ACE阻害薬(降圧薬)の副作用
7 慢性気管支炎(喫煙によることが多い)
 このうち、1〜4はその頻度が高いです。よって、当院では、1〜4を念頭において胸部写真、副鼻腔写真、呼吸機能、採血検査を行います。もちろん、胸部写真は肺癌や肺結核を見逃さない目的も含まれます。なお、胸部写真、胸部CTなどで肺癌や結核が疑われた場合や咳嗽の原因がはっきりしない場合は、必要に応じて入院下で気管支鏡検査(肺カメラ)を行うこともあります。慢性咳嗽でお悩みの方は、是非、当院内科外来へ来てください。



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