「世界腎臓デー」を知っていますか

  内科部長  岩井中 陽一  

広報いみず 平成21年3月号より転載

 現在日本では、およそ27万人の患者さんが血液透析を受けており、さらにその数は毎年約1万人ずつ増加しています。透析治療は拘束される時間が長い点から患者さんにとっても大変ですが、かかる医療費が増大する一方という点で経済的にも大きな問題となっています。
 増え続ける透析患者さんの背景には、膨大な透析予備軍(慢性腎臓病、CKD)が存在すると考えられます。この方たちを調査してみると、心筋梗塞などの心血管系疾患の発生にも関係が深いことがわかりました。つまり、透析だけでなく心臓病の危険も大きいのです。
 そこで、腎臓病の早期発見と治療の重要性を知って頂くために、2006年に毎年3月の第2木曜日を「世界腎臓デー」として、様々なイベントを行うことが決められました。今年は3月12日が、その日にあたります。この機会に、皆さんが自分の腎臓の存在を意識して、必ず検診(検尿)をうけるようにしてみませんか。
   



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