電極を身につけずに呼吸・循環機能をモニターできる特別室
「いみず野 IMIZUNO」
The
Innovative MonitorIng Zone Under Network Observation
家庭生活において生命に直結する事故が発生しやすい状況は、睡眠、入浴、あるいはトイレなど、いずれもプライベートな空間で他人に発見されにくい場所です。心事故のリスクが高い患者さんにおいては、このような生活空間での生体情報を常時、無拘束・無侵襲で監視できる環境が必要です。射水市民病院では、金沢大学工学部人間適応制御研究室と共同で、患者さんの体に全く電極をつけずに睡眠、入浴、トイレ中における呼吸・循環機能を監視・追跡・送信できる病室を完成させました。
5階病棟の洋室・和室、バス・トイレ、ミニキッチン付き特別個室に、ネットワークシステムが組み込まれています。この病室に入院した患者さんの呼吸、血圧、心拍あるいは心電図などの生体信号は、ベッド・浴槽・トイレの床に埋め込まれたセンサーにより常時モニターされています。収集された信号は実時間で処理され、実波形と解析データは病室とナースセンターのディスプレイに表示されます。電極やコードを体につける必要がないため、患者さんの行動は全く制限されず、計測されていることも気づかれずに家庭環境を模した状況における呼吸・循環機能を、長期間観察できる点が優れています。また、生体情報はPHSにより遠隔転送できるため、将来これらのシステムを患者さんの自宅に設置し、転送された情報を病院で分析・評価することも可能になるでしょう。この病室は、心臓病、呼吸器疾患、あるいは睡眠時無呼吸など、日常生活で心事故の不安のある患者さんに多く利用されています。
入室に際しては、入院目的や生体信号の追跡システムから得られる情報とその意義を患者さんに十分説明しています。また、先進的医療技術であることから個室料金は無料としています。利用を希望される方は遠慮なく内科外来あるいは地域連携室にご連絡ください。


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