中央手術室

 人にとって一生のうちに手術を受ける機会はそれほど多くはなく、全く手術の経験のない方もおられます。それだけに手術を受ける患者様にとって、病気そのものの不安に加え、麻酔や手術への不安はとても大きなものがあります。
 そこで、「手術室ってどんなふうになってるの?」「手術を受けるときはどんな様子?」などの疑問にお答えし、少しでも不安や緊張が和らぐよう写真などを用い、分かりやすくご紹介します。
 当手術室は平成9年に現在の手術室に移転しました。平成10年の病院の増改築による診療科の増設に伴い、手術の種類と件数は著しく増え、これに迅速に対応できるよう各手術の勉強、器材の拡充、手術室のシステムの改善などに努めてきました。患者さんが安心して手術を受けられますようスタッフ一同頑張っています。

<麻酔科診察について>

 全身麻酔の前に必ず麻酔科診察があります。既に一般的な診察や諸検査は依頼医師によって行われていますが、それらを踏まえて麻酔科医が診察をし、患者さんの全身状態を把握し、安全に全身麻酔が施行できるか判断します。必要ならばより詳しい検査を追加することもあります。そして麻酔前診察では診察の他に、麻酔のこと、麻酔の際に注意していただきたいこと(絶飲食のこと、内服薬のことなど)を十分に説明し、患者さんのご理解と了解を得ています。

<手術室の様子>

中央手術室の様子と事故防止の取り組みをご紹介します。

手術室入り口 中央手術室に入ってすぐの部屋です。ここで病棟と手術室の引継ぎが行われます。患者さんの手術前の(あるいは手術後の)状態が詳しく伝達されます。
 患者取り違えの事故が発生しないよう、中央手術室入室の際には患者さんご自身に名前を言っていただき、病棟看護師と手術室看護師が確認します。
手術室廊下 その後、清潔区域内の手術室廊下を通って予定の手術室に入ります。
手術室室内  手術室に入ったら、まず心電図、血圧計、血液中の酸素飽和度をみるパルスオキシメーターを装着します。これらはシールで止めたり、指に軽く挟むものなので痛みはありません。心臓疾患をお持ちの方は、さらに特殊なモニターを使用することがあります。手術室スタッフはこれらのモニターから異常を察知し、速やかに対処できるよう常時モニターを監視しています。
看護師 各手術室では、手術衣に着替えて手術を直接介助する看護師と、手術器材・薬剤の準備補充をはじめ手術まわり全般を間接的に介助する看護師と二手に分かれて担当し、安全で円滑な手術・麻酔をサポートします。
 手術前に、その手術に使用するすべての器械・ガーゼなどの材料の数をチェックしてあり、手術操作が終了し閉創前に再度その数を確認します。また手術にはレントゲンで写る糸が織り込まれているガーゼを使用しており、異物残存防止に対応しています。


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