2013年12月27日更新
88 「甘やかす」と「甘えさせる」
「甘やかす」と「甘えさせる」は、言葉は似ていますが、全く違うものです。次の二つの例はどちらでしょうか?(1) 自分でボタンをかけようと一生懸命やってみたけれどできなかったとき、「ママー、やって」と言ってきたので、かけてあげた。(2) 買い物に行って、「お菓子がほしい。おもちゃもほしい。」と騒ぐので、全部買って与えた。(1)は子どものペースを尊重しながら、気持ちも受けとめています。安心感を与え勇気づけてあげるのは「甘えさせ」です。(2)は我慢させることを、ちゃんとさせていないから「甘やかし」といえますね。「かわいそうだから」「イライラするから」という親の感情や都合などが先立っています。子どもにとって「甘え」は大切なことです。甘えが満たされた時、相手から愛されていると感じ信頼関係が生まれ、自己肯定感を得られます。そして「自分でがんばろう」という意欲が自立につながり、子どもの心が成長するのです。実際の場面では迷うこともありますが、「子どもにとって」何が最善なのかを考えて対応しましょう。
ここでは、広報誌等に掲載された子どもの悩み総合相談室相談員さんからのひとことアドバイスを掲載しています。
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