2015年9月28日更新
109 自分で考える、自分で決める
オランダでは、子どもの考える力や自主性を尊重する教育が行われているそうです。4歳で入学する小学校には時間割がなく、子どもたちは「自分に何が必要か」「ペースはどのようにするか」などを各自考えながら、先生と相談し勉強計画を立てるというのです。このような教育には、子どもが自分で決断できる環境を作ろうという背景があるのでしょう。
日本の子どもたちは、すぐに大人に「どうしたらいい?」と聞き、大人も「~しなさいよ」「こうしたらいいんじゃない?」と答えてしまうことが多いのではないでしょうか。そんな時、教えるのを少し待ってみてください。
大人は経験も知識もありますから、子どもよりいい知恵が、当然浮かぶと思います。でも先回りして教えてしまうと、子どもが自分で考える機会を奪ったり、失敗したときに人のせいにしたりすることにもなりかねません。たとえ未熟であっても、子どもたちは自分の意志や考えを持っていますから、まず「○○ちゃんは、どうしたいの?」と聞いてください。例えば、「今日はどのお洋服を着る?」でもいいです。自分で決める機会をたくさん与えてあげてほしいものです。
そのようにして自分で決めたことには、意欲や責任感が生まれます。うまくいったときは達成感も感じられ、子どもの力が伸びることになるでしょう。
ここでは、広報誌等に掲載された子どもの悩み総合相談室相談員さんからのひとことアドバイスを掲載しています。
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