2025年11月5日更新
121 子どもを励ます
子どもが自信をなくしたり落ち込んだりしている時、親としては何とかして、早く元気になってもらいたいと思います。
しかしそんな時、どう励ますか、どんな言葉をかけるかは、とても難しいものですね。
大人が良かれと思って励ましても、逆効果になることもあるのです。
例えば、大人から見れば些細なことのように感じられるので、「そんなのたいしたことないよ。気にしないで」と励ましたとします。
でも、子どもにとっては「たいしたこと」であるから悩んでいるのです。
「全然わかってもらえない…」という虚しさが残るだけかもしれません。
また、本当はもっと力があることをわかっているから、「根性出してがんばれ」と言いたいでしょうけど、それも禁句です。
そうできない自分を責める言葉としか受け取れないこともあります。
では、どうしたら子どもを立ち直らせることができるのでしょうか?
まず、親は、自信をなくして落ち込んでいる子どもの状態をマイナスととらえないで、成長のチャンスなのだと、ドンと構えること。
そして、安易な慰めの言葉ではなく、辛い気持ちに共感しながら、「どんな時でもあなたの味方だよ」という気持ちをさりげなく伝えましょう。
そのように周囲に支えられていくうちに心が安定し、いつの間にか悩み事も「たいしたこと」ではなくなり、「がんばる」こともできるようになるものです。
ここでは、広報誌等に掲載された子どもの悩み総合相談室相談員からのひとことアドバイスを掲載しています。
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