2018年4月30日更新
「心の安全基地」をもっていますか?
生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんやお父さん、家族等といった養育者に世話をしてもらいながら、心も体も日々育っていきます。
そして自分の足で歩き外の世界を体験したり、保育園等に通うようになったりしながら、家庭以外に興味や関心事を見つけます。
でも新しい世界は、子どもにとって好奇心が半分、不安や恐れが半分なのです。
「心の安全基地」とは何でしょう?
それは、不安や恐怖を感じたときに、逃げ帰られる場。
安心して休み、傷を回復できる場。
心のエネルギーを補給できる場です。
子どもは無条件で愛してくれる人を安全基地にしながら、外に出ます。
一人で行動してみては、危険信号を感じると安全基地に戻り、危険が過ぎ去るとまた探索を行う、という行為を繰り返し、徐々に自立していきます。
安全基地があってこそ、一歩踏み出す勇気がもてるのです。
そのためには、充分な安心感を与えること、「あなたは大切な人」というメッセージを常に心がけましょう。
「心の安全基地」は、幼い時期に大切な特徴的な言葉ですが、思春期や青年期にも大人になっても、心が疲れ傷ついたとき、安心できる場は、やはり必要です。
愚痴を言える身近な相手の存在が重要な安全基地なのかもしれませんし、また、元気が出る本を読むとか、音楽を聞くと落ち着いてリフレッシュできることなどでもいいでしょう。
あなたが大人になっているのなら、赤ちゃんの頃、世話をして守り育ててくれていた誰かの存在が必ずありますし、それを無意識でも心は覚えています。
がんばった自分はもちろんのこと、傷ついた自分、ダメな自分など、どのような自分でも受け入れ、肯定してくれる人や場所、または、経験が心の支えとなり、安全基地として機能していると言えるのではないでしょうか。
ここでは、広報誌等に掲載された子どもの悩み総合相談室相談員さんからのひとことアドバイスを掲載しています。
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