2024年6月19日更新
「甘やかし」と「甘えさせ」
「甘やかし」と「甘えさせ」は、言葉は似ていますが、全く違うものです。 次の例はどちらでしょうか?
自分でボタンをかけようと一生懸命やってみたけれどできなかったとき、「ママ、やってー」と言ってきたので、かけてあげた。 この場合子どもは、がんばったけどできなかったという不安やいら立ちなどを感じていると思われます。ボタンをかけてあげるのは、子どものペースを尊重しながら、気持ちも受けとめ、安心感を与えることになるので「甘えさせ」です。「次がんばろうね」のような声かけをしながらボタンをかけてあげるといいかもしれませんね。
でも、自分でやろうとしていることを、時間がかかってかわいそうとか、見ていてイライラするからやってあげるというのなら、大人の感情や都合などが先立つ「甘やかし」になります。
子どもにとって「甘え」は大切なことです。 甘えが満たされた時、相手から愛されていると感じ信頼関係が生まれ、自己肯定感が育ちます。そして自分でがんばろうという意欲が自立につながり、子どもの心が成長するのです。 実際の場面では迷うこともありますが、子どもにとって何が最善なのかを考えて対応しましょう。
ここでは、広報誌等に掲載された子どもの悩み総合相談室相談員さんからのひとことアドバイスを掲載しています。
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