台湾台北市士林区との友好交流が5周年を迎えました 2020年10月27日更新 シェア ポスト ~ 射水市の友好都市台湾・台北市士林区の訪問団が来市! ~ 友好提携5周年記念式典 射水市と台湾台北市士林区は、令和元年(2019年)7月に友好提携を結び、令和6年(2024年)7月に5周年を迎え、洪士林区区長をはじめとした訪問団が7月27日~29日の日程で本市を訪れ、共に祝いました。 7月28日(日曜日)には、射水市の高周波文化ホールにおいて、市主催「友好都市台北市士林区との友好提携5周年記念式典」と併せて、地域おこし協力隊陳さんの企画による「まちなか台湾フェア㏌イミズ2024」を同時開催しました。 記念式典には、市民をはじめ、士林区の訪問団や修学旅行中の高校生・小学生など、多くの参加者が集まりました。新湊高校の生徒たちは、士林区の百齢高級中学校とのオンライン交流について発表し、両校の関係を一層深めました。 式典では、夏野市長が「射水市と士林区は、友好と信頼の絆で結ばれています。今後もスポーツや経済、観光などの分野で交流を進めたい」と述べ、士林区の洪区長は「士林区は自然豊かで国際色豊かな観光地です。ぜひ多くの方々に訪れていただきたい」と話しました。 さらに、両市区の首長が「地域資源を生かした幅広い分野での交流を促進し、互いの繁栄に貢献する」という内容の宣言書に署名しました。式典のアトラクションでは、天母国民小学校と新湊南部中学校による吹奏楽の演奏や、荒屋東部獅子方若連中と台湾の舞龍舞獅(獅子舞)が披露され、式典に華を添えました。 士林区は台北市の12行政区の一つであり、射水市にとって初めての海外都市との友好提携です。今後も両市区は、文化や経済の分野で交流を深め、互いに発展していくことが期待されます。 記念式典 記念式典の様子 宣言書署名 射水市から士林区のへの記念品 士林区から射水市への記念品 アトラクション 天母国民小学校管楽団 新湊南部中学校吹奏楽部 荒屋東部獅子方若連中 台湾舞龍舞獅(獅子舞) まちなか台湾フェアinイミズ2024 「まちなか台湾フェア㏌イミズ2024」は、2021年から続く恒例行事として、地域おこし協力隊の陳さんが企画しました。今年は、過去最大規模で開催され、台湾の文化やグルメを楽しむ多くの家族連れで賑わいました。 会場では、日台の小中学生による絵画と提灯の文化交流展示、龍をモチーフにしたミニ干支ランタンのワークショップ、台湾夜市で人気の麻雀ビンゴゲーム、富山木象嵌工芸会とのコラボによる台湾デザインのワークショップなど、親子で楽しめる企画が盛りだくさんでした。 また、飲食エリアでは、台湾産のフローズンマンゴーやパイナップル、タピオカミルクティー、唐揚げ、ルーローハン(滷肉飯)などが販売され、多くの来場者が行列を作り、台湾グルメを満喫しました。 士林区との友好交流について 交流の経緯 射水市長が理事長を務める射水平野土地改良区と七星農田水利会(台北市)が 姉妹会の提携を結んでいる縁から、行政レベルでの交流について提案され、台北市の12の区のうち、士林区との友好交流を進めることとなりました。 令和元年7月9日士林区役所にて射水市では初めての海外との友好提携となる「台湾台北市士林区との友好交流協力に関する覚書」を締結しました。 士林区の概要 士林区は、台湾の主要都市の一つである台北市の北側にあり、台北市の12の区の中で最大の面積を有しています。区内には、故宮博物院や陽明山があり、士林官邸など多くの観光名所があり、特に、士林夜市は、台湾を代表する夜市として有名で、多くの外国人観光客が訪れます。 故宮博物院 士林夜市 陽明山中山楼 国際交流コーディネーター 皆さん、はじめまして。令和2年6月から地域おこし協力隊国際交流コーディネーターとして活動しています。陳 啓徳と申します。 台湾の台南市出身で、小さい頃から日本の文化とアニメに興味があり、大学では日本語学科に入って勉強しました。卒業後は日本についてより一層理解を深めるため、ワーキングホリデービザを取り、ウェーターとパティシェとして、働きました。今後は、サービス業に限らず、他の知識と経験をもっと重ねていきたいと考えています。 今回この地域おこし協力隊として働けることに心より、感謝しています。自分の能力や知識を、台湾の台北士林区との交流に活かしていきたいです。これから、新たな挑戦をしながら、もっと多くの台湾人に射水市の魅力を認識してもらえるように、精いっぱい、頑張っていきたいと思います。 ~台湾のイベント、伝統文化の紹介、台湾向けに射水の情報発信~ ~ 国際交流「 小学校 」編 ~射水市立中太閤山小学校と台北市士林区の士林国民小学校との交流事業について オンライン交流 射水市立中太閤山小学校の6年生40名は、令和5年6月30日(金)に友好都市である台湾の士林区の士林国民小学校の4年生50人とオンラインの英会話交流を実施しました。中太閤山小学校の児童たちは、日本の有名な観光地や食など、スライドを使って紹介しました。士林小学校の児童たちは、学校の紹介や台湾の代表的な観光地や食など、スライドを使って紹介しました。また、両学校の児童は、英語の歌やリコーダーの演奏を披露しました。質問コーナーでは、お互いの国について積極的に質問するなど、、児童は楽しみながら国際交流を深めました。 台湾パイナップルの寄贈を受領 「 PR0JECT ONE 」は、元Jリーガーで現在台湾サッカーリーグで活躍する一柳夢吾選手(2022年 台北 競技倶楽部 所属)等が日本への地域貢献活動及び日台交流強化を目的とし、活動するプロジェクトです。昨年に続き、台湾名産のパイナップルを味わってもらおうと射水市に寄贈されました。 台湾産パイナップルは、当日に中太閤山小学校の学校給食で提供し、子どもたちに台湾の食の魅力を伝えるきっかけになりました。また、一柳選手からのビデオメッセージを視聴しました。給食を食べた児童は、「パイナップル好きだから、嬉しかった」「甘くておいしい」など、とても喜んでいました。 国際交流「イベント」編 ➔ 日台・小中学生絵画展in “ 士林 ” 令和4年9月17日(土)、まちなか台湾フェアinイミズ2022&日台・小中学生絵画展をクロスベイ新湊で開催しました。その後、日台の児童・生徒の作品を台湾に送り、令和5年1月12日から2月12日まで、友好都市の士林区にある士林公民会館で「台日國中小學生繪畫聯展」を開催しました。この絵画展は士林区役所、士林国民中学校、士林国民小学校の共催となりました。 士林小学校の児童たちからは「自分の作品が飾られてとても嬉しい。必ず両親にも見てもらいたい。」と感想をいただきました。士林中学校の校長先生からは「この絵画展を通して、学生たちも楽しんでおり、日本の生徒たちの作品を通して台湾と違う文化を見ることができ、さらに国際的視野が広がった。」というコメントがありました。 台湾の新聞記事台湾の新聞記事の日本語訳台湾のニュース 台湾パイナップルの寄贈射水市立新湊中学校の調理実習で提供しました。 「 PR0JECT ONE 」は、元Jリーガーで現在台湾サッカーリーグで活躍する一柳夢吾選手等が(2020年 台中 Futuro 所属)日本への地域貢献活動及び日台交流強化を目的とし、活動するプロジェクトです。射水市が台湾・台北市士林区と友好都市提携を締結していることから、台湾名産のパイナップルを味わってもらおうと射水市に寄付いただきました。 射水市立新湊中学校の3年生70人は4日と13日に、「PR0JECT ONE(プロジェクト・ワン)」から提供を受けた台湾産パイナップルを使って調理実習をし、台湾の味を楽しみ、食を通じて異文化の理解を深めました。調理実習では、市の国際交流コーディネーターの陳さんが講師を務め、台湾産のパイナップルを使い、「鳳梨咖哩炒飯(パイナップル入りカレーチャーハン)」と「鳳梨冰茶(パイナップルアイスティー)」の作り方を紹介しました。 チャーハン作りでは、カレー粉などで味付けしたご飯に一口大に切ったパイナップルを入れて炒める手順を紹介し、最後にパイナップルの皮で作った器に盛り付けました。また、パイナップルを砂糖と一緒に煮詰めてシロップを作り、アイスティーにする方法も紹介し、生徒たちは真剣な表情で調理を進めていました。そして、料理が完成すると、実際に味わって、異文化の味を堪能していました。生徒たちからは「どんな料理に使ってもおいしい。パイナップルをきっかけに、台湾のことをもっと知りたくなった」、「台湾パイナップルは芯まで柔らかく、甘くておいしかった」と感想をいただきました。 ~ 国際交流「 中学校 」編 ~射水市立新湊中学校と台北市士林区の士林国民中学校との交流事業について オンライン交流 射水市立新湊中学校の3年生65人は令和5年1月11日(水)に友好都市である士林区の士林国民中学校との交流学習として、互いの学校をオンラインでつなぎました。新湊中学校は地域や学校の様子をスライドや動画などを交え紹介しました。士林国民中学校は、台湾の文化や学校の様子をスライドやポスターを使って紹介しました。また士林中学校の生徒たちは台湾式の書道パフォーマンスも披露しました。最後の意見交換では、互いの国の文化や生活で似ているところや違うところなどが分かり、生徒たちは楽しみながら国際交流を深めました。 書道の交流 交流の一環として、書道の交流も実施しました。両国には同じ習字の文化がありますが、日本と台湾の書き方や意味も違います。 台湾では、旧暦のお正月をお祝いするため、大晦日に赤い紙にめでたい字(文)句や縁起の良い言葉を書いた春聯(シュンレン)を家の玄関や、門、入り口、壁などに貼り付けます。士林国民中学校の生徒は「春、福、招財進寶、黃金萬兩、宏兔大展」という縁起の良い言葉の春聯と台湾式のお年玉袋を書きました。 日本では、書初めについて新年に向けた抱負や祈願をしたためることが多く、目標や努力を表す言葉のほか、健康や幸福等を願う四字熟語を書くのが定番となっています。新湊中学校の3年生は「温故知新」という題字を書きました。 そして、両校の生徒たちが書いた作品を送り合うことで互いの文化への理解を深めてもらうことを目指します。4月には、士林国民中学校において、新湊中学校の書道展示や射水市のPRを行う予定です。 ~ 国際交流「 小学校 」編 ~射水市立放生津小学校と台北市士林区の士林国民小学校との交流事業について 射水市放生津小学校の4年生13人は令和4年12月16(金)に士林国民小学校の児童たちとオンラインでの交流を実施しました。放生津小学校の児童たちは「放生津の宝物」について調べたことを発表、士林国民小学校は、台湾の学校の生活や校内のサークル等を紹介しました。 最後に、意見交換の時間もあり、子供たちは、文化の違いに驚いたり、共通点を見つけて嬉しそうにしたりしていました。両校の担当先生は、「子供たちが異国文化を知り、貴重な良い経験となりました。今後も時間を見つけてどんどん交流を深めて参りましょう。」と話しました。 ~ 国際交流「 中学校 」編 ~射水市立小杉中学校と台北市士林区の士林国民中学校との交流事業について 紹介カードの交流 令和3年5月10日(月)に射水市立小杉中学校2年生24名と士林国民中学校の日本語サークルに所属する21名が交流を始めました。本事業は友好都市である士林区と、教育分野での交流を行っていくものです。今回の交流では新型コロナウイルスの影響により、往来しての国際交流ができないため、手紙や動画を送ったり、オンラインを活用したりして、友好関係を深めました。小杉中学校には4月下旬、士林国民中学校の生徒からメッセージカードが届きました。カードには「日本のすしや漫画が大好き」「コロナ後、早く日本へ遊びに行きたい」などと書いてありました。それに対して、小杉中学校の生徒が日本語、英語、中国語を用いて、自己紹介や好きなもの、射水市の魅力などを返信が書きました。 小杉中学校 士林国民中学校 オンライン交流 射水市小杉中学校の生徒が10月18日に、市の友好都市・台湾台北市士林区にある士林国民中学校と初めてオンラインで交流しました。小杉中学校の希望者24人と士林国民中学校の日本語サークルに所属する生徒20人が参加しました。両校生徒は5月から自己紹介カードをお互いに送り、9月に小杉中学校の校長をはじめ生徒たちのメッセージや学校紹介などの動画を士林国民中学校に送りました。 この日は小杉中の生徒代表者が「いよいよオンラインで交流できます。たくさん会話して有意義な時間を過ごしましょう。」とあいさつしました。それから、5グループにわかれて、オンライン交流しました、初めてお互いの顔を見ながら、小杉中学校の生徒は部活動や趣味などを自己紹介し、士林国民中学校の生徒は学んでいる日本語で会話しました。生徒たちは「台湾に行って風景を見たり、美味しいものを食べたい」、「コロナでも外国とつながれる楽しさを知ることができた」と感想を話しました。 ~ 国際交流「イベント」編 ~ まちなか台湾フェア㏌イミズ2022&日台・小中学生絵画展 コロナ禍で台湾の行き来が難しい中、射水市民に台湾の魅力や歴史、文化を体験してもらおうと射水市地域おこし協力隊(国際交流コーディネーター)の陳 啓徳さんが企画した「まちなか台湾フェア㏌イミズ2022」が令和4年9月17日にクロスベイ新湊で開催されました。 絵画展では、今まで交流した射水市の小杉、新湊中学校、放生津、金山小学校、台北市の士林国民中学校、士林国民小学校の53名の児童・生徒が自分の地元の風景や伝統芸能などをテーマにして、描いた作品を展示しました。また台湾で人気の観光スポットだけではなく、台湾の風景や台湾人の一番身近な生活の様子、地元のイベントなどの写真展も展示しました。 体験コーナーでは、台湾のお正月である「元宵節(げんしょうせつ)」に開催される台湾ランタンフェスティバルで配布されている、台湾の観光局特製の“大吉虎(だーじーふ)”ミニランタン作りの体験や、明治時代~昭和前半にかけて軍・役所・学校などで盛んに使用されていた電力を使わない手刷りの印刷技法「ガリ版」、台湾で人気を集める雑貨の印刷体験、また台湾の先住民族の文化に触れる衣装試着体験などを実施しました。 台湾観光パンフレットの提供コーナーでは、近い、美味しい、楽しいなど旅の魅力がたっぷり詰まっている台湾の見所、人気の観光地、お勧めスポットを紹介し、各種類の観光パンフレットを無料で提供しました。 料理販売コーナーでは、さまざまなフレーバーの「台湾ビール」をはじめ、近年日本で大人気のスイーツ「台湾カステラ」や、台湾の大衆飯に欠かせない「ルーローハン(台湾肉そぼろ丼)」、屋台グルメの「台湾麺線」、「ネギパイ」、「胡椒餅」、などを販売しました。 当日は、約700人の方が訪れ、会場は大盛況でした。 国際交流「イベント」編 ➔ まちなか台湾フェア in イミズについて 射水市地域おこし協力隊(国際交流コーディネーター)の陳 啓徳さんが台湾の文化を知ってもらおうと企画したイベント、射水市初の、「まちなか台湾フェア㏌イミズ」が令和3年7月17日(土)に、クロスベイ新湊で開催されました。 イベントでは、市の友好都市である台北市士林区の特徴が分かるパネルを展示し、台湾観光のパンフレットも提供しました。伝統的な先住民衣装やチャイナドレスを着る体験コーナーのほか、台湾ランタンを並べたエリアも設けました。飲食コーナーでは台湾のB級グルメ「ねぎパイ」や「台湾風カキ氷」、「サツマイモ団子」などが販売されました。 また、陳さんによる観光講演会も行われ、士林区にの士林夜市や故宮博物院、士林官邸などの観光スポットについて紹介しました。 台北市士林区とオンライン懇談会について 令和3年7月13日(火)に射水市の友好都市である台北士林区江 慶輝(こう けいき)元の区長が勇退され、陳 冠怜(ちん かんれい)副区長が昇進されることを受けて、オンライン懇談会を行いました。夏野市長は、江慶輝区長にこれまでの士林区との交流事業を感謝するとともに、今後も引き続き射水市と士林区との交流事業について、協力いただくようお願いし、新型コロナウイルス収束後、台湾への訪問や人的交流も行っていくことでで合意しました。 また、11月9日(火)に洪 進達(こう しんたつ)区長及び許 純綺(きょ じゅんき)副区長が新任されることを受けて、オンライン懇談会を行いました。双方は、日本と台湾の感染状況を意見交換し、引き続き射水市と士林区の交流事業について、教育、観光、スポーツ、経済等ど幅広い分野での交流もしていくことで合意しました。 7月 元の江 慶輝(こう けいき)士林区長とオンライン懇談会 11月 新任洪 進達(こう しんたつ)区長、許 純綺(きょ じゅんき)副区長とオンライン懇談会 ~ 国際交流「 小学校 」編 ~射水市立放生津小学校と台北市士林区の士林国民小学校との交流事業について 射水市放生津小学校の3~5年生約50人は12月16日(木)に、市の友好都市である台湾・台北士林区にある士林国民小学校の児童たちとオンラインでの交流を実施しました。放生津小学校の児童たちは地元に伝わるめでた踊りや新湊曳山まつりの歴史などを紹介しました。4年生はめでた踊りが結婚式など祝いの席で披露されることに触れ、法被をまとって実演しました。新湊曳山祭りの囃子に取り組むクラブのメンバーが笛や太鼓の演奏を披露したほかに、3年生は総合的な学習で学んだまつりの歴史を発表しました。 士林小学校の児童から日本統治時代の歴史や学校の紹介があり、放生津小学校の児童は興味深く耳を傾けていました。 ~ 国際交流編 ~富山高専射水キャンパスと台北士林区の東呉大学のオンライン交流事業について 令和2年12月22日(火)に射水市の友好都市士林区にある東呉大学と富山高専が初の教育分野のオンライン交流事業を実施しました。本事業は、新型コロナウイルスの流行によって海外渡航が制限されている今、オンラインツールを使って、東呉大学と富山高専の学生の皆さんに交流のきっかけをつくることを目的としています。富山高専から国際ビジネス学科及び電子情報工学科の20名、東呉大学から日本語学科の大学生及び大学院生の17名が参加しました。最初に富山高専側は中国語で、東呉大学側は日本語で、お互いの地域や学校の紹介の他に、4グループにわかれて食文化の日常生活をテーマに意見交換を行いました。 お互いの国や言語は違いますが、終始楽しい雰囲気で交流が行いました。今回のオンライン交流がお互いの学校に興味を持つきっかけとなり、今後、学生間の交流が更に発展することを期待しています。 観光スポット編 → 士林官邸公園について 士林官邸公園は、周囲に福山山系に囲まれ、敷地は9.28ヘクタール。その中にある士林官邸は、1950年に初代総統蒋介石が暮らすために設けられました。総統がここで生活していた間、付近では改築や新築が厳しく禁じられ、官邸公園は当初の自然景観が保たれています。官邸公園は主に外部庭園、内部庭園、主建築物、蘭が栽培されている温室鉢植えコーナー、バラ園,凱歌堂からなっています。庭園は中国式で、曲がりくねった小川や橋、築山、奇岩と赤い中国式の東屋が見られます。外部庭園は西洋庭園。庭園内は毛氈花壇に設計され、花が多く植えられて大変美しく、毎年開催される菊展のテーマ庭園となっています。バラ園では200種以上の品種、4000株以上が栽培され、毎年11月から翌年4月までの間の最盛期はカラフルな色合いとなります。蒋介石夫人である宋美齢氏の最愛の散歩の場所でした。士林官邸公園は1996年、正式に一般に見学が開放されました。より多く、よりよいサービスを提供するため、各種の企画整備と建設を積極的に強化しており、台北市街区における人々憩いの場所となっています。 観光スポット編 → 原住民文化主題公園について 中国や日本文化の影響が強い台湾ですが、先住民である台湾原住民の文化を再評価する動きが強まってきています。原住民文化主題公園は、「 順益台灣原住民博物館 」の斜め前に位置し、「 國立故宮博物院 」も望める好ロケーション。エントランスは、原住民による小規模なイベントなどにも使われる広場になっています。広場にはアミ族、タイヤル族、パイワン族など13の原住民を表した石版彫刻に囲まれ、各石板には北京語と英語で各原住民の特徴や人口、分布地などが紹介されています。 原住民文化主題公園へ行ったのは、平日の昼下がり。鳥たちがピヨピヨさえずり、付近の学校から、学生たちの声が時折聞こえてくるほかは、公園内には誰もおらず、シーンと静まり返っていました。公園の緑を眺めていると、毎日パソコンの画面ばかり眺めている目も癒され、心までが自然の緑色に染まってくるような気がします。 現在、原住民は台湾総人口の約2%のみ。少数とはいえ、彼らの独特な文化や工芸技術は、台湾の大事な資産でもあります。彼らの文化を大切に守っていこうという気持ちが伝わり、同時に自然と人とのかかわりを考えさせられる、そんな印象的な公園でした。 PDFファイルをご覧になるには、Adobe Readerが必要です。こちらのバナーから無料でインストールできます。 お問い合わせ 市民生活部 市民活躍・文化課 所在地:〒939-0294 射水市新開発410番地1 電話:0766-51-6622 FAX:0766-51-6654 Eメールアドレス:shiminbunka@city.imizu.lg.jp