おうちであそぼう!「ことばを引き出す手作りおもちゃ」 2022年2月21日更新 シェア ツイート 毎日の生活や遊びが子どものことばを引き出し、人と関わる力を育ててくれます。ことばがまだ出ていない頃でも、大人に注目したり真似をしたりすることで、ことばを獲得していきます。 ことばは名称だけで成り立っているわけではなく、実際にことばを使用する経験に支えられているのです。そこで、ここでは、親子で楽しく関わって遊べて、ことばを引き出すことの出来る手作りおもちゃを紹介します! 牛乳パックのくるくるこま 〔手で回したり、目で追ったりして楽しめます〕 準備するもの 牛乳パック1リットル用(はさみで切り開きます。同じ長さに切ってね。角を丸く切ります) はさみ ペットボトルのキャップ(牛乳パックを裏返して真ん中にペットボトルキャップをつけます) セロハンテープ マスキングテープやシール(油性マジックで絵を描いたり、キラキラシールを貼っても素敵♪) ※写真の上にカーソルをもっていくとコメントがでます☆ こまが回るのを見て子どもが楽しそうな声を出したり、興味深そうに注目したら「くるくるくる~」「回ったね!」「きれいだね」と声をかけます。大人も一緒に楽しさを共有したり、同意したり、ほめたりすることで、子どもは安心感を感じて集中して遊べるようになります。 もぐもぐトラくん 〔食べ物を口に入れたり、おいしいね♪などのコミュニケーションを楽しめます〕 準備するもの 2リットルのペットボトル(透明なもののほうが食べ物がよく見えて良いです) カッター(動物の口に合わせて切り抜くとき使います) セロハンテープ(カッターで切った切り口は危ないのでテープで補強しましょう) 画用紙(インターネットで「○○ 顔」と検索すると、いろんな動物やキャラクターがでてきます) 牛乳パック(顔を貼り、お面の帯を作るようにして輪ゴムをつけます) 輪ゴム ホッチキス 子どもの行動に簡単なことばを添えて関わっていくことで、子どもはそのことばを真似たり記憶したりします。大人が「イチゴちょうだい」と声をかけ、子どもが動物の口にイチゴを入れたら、ペットボトルをゆすって「もぐもぐ、おいしい!」と言います。食べ物によって「あま~い」「すっぱ~い」などと大げさにジェスチャーすると、こどもは「もっとやって!」「またやって!」と大人に要求してくるようになります。親子で楽しい気持ちになれる時間の積み重ねが、子どもの健やかな成長に繋がります♪ 吹いてあそぼう♪コップのおもちゃ 準備するもの 紙コップ(底にストローを通す穴を開けておきます) 飲み口が曲がるストロー 薄手のビニール手袋(油性マジックで顔を書いておきます)※紙コップにビニール手袋をかぶせ、手袋の下から空気が漏れないように周りをテープでとめます。※吹くと手袋が出てきます。※吸うと手袋が引っ込みます。 最初は、おうちの人がやって見せてあげてください。吹いて手袋が出たときは「こんにちは~」、吸って手袋が引っ込んだときは「さようなら~」と、ことばを添えてみてください。“吹く、吸う”ことのイメージがしやすくなりますし、あいさつことばの練習になります。また、“吹く、吸う”といった動作は、口周りの筋力を育てることにもつながります。発音を明瞭にするためにも効果的な遊びです。 回して遊ぼう♪ぶんぶんごま♪ 準備するもの 正方形の厚紙(7cm、5cm、3.5cm) 各2枚 たこ糸(100cm)太さ1mmから2mmのもの ストロー(3cm)2個※7cmの厚紙2枚をのりで貼り合わせその両側に5cmと3cmの厚紙を貼ります。厚紙の真ん中は糸を通せるように、 穴を2か所あけます。※ストローは、たこ糸に通します。(持ち手になります) 両手に糸を持ち、ぐるぐる回してねじらせます。タイミングよく両手の間隔を遠くしたり、近くしたりして“ブーン、ブーン”と回します。「面白い音がするよ」「クルクル回っているね」など声をかけながら楽しんでください。何度も楽しむうちに、“回すとコマの色が変わってみえるよ”“四角い形でも回すと丸くみえるよ”など、いろいろな気づきがあるかもしれません。