IoT利活用事業 2022年2月21日更新 シェア ポスト 人口減少や少子高齢化に伴い、自治体においても多くの課題を抱える中、IoT等の新たな情報通信技術の活用は、市民サービスの充実や地域経済の活性化、地域課題の解決に大きな効果があると期待されており、本市においても令和元年度から各種センサーを活用した実証事業を行っています。 【参考】IoT(Internet of Things):あらゆるモノがインターネットにつながり、情報のデータ化や自動化が進むことで、新たな付加価値を生み出すという概念 特長 無線通信規格 射水市で利用する無線通信規格「ELTRES(エルトレス)」は、ソニーセミコンダクタソリューションズが開発した新しいLPWA(Low Power Wide Area)で、「長距離安定通信」「低消費電力」「高速移動体からも通信が可能」などの特長がある。 エルトレス(ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社) 地元ケーブルテレビ局の協力 企業とのマッチングやセンサー等の設置など、射水ケーブルネットワーク株式会社の支援を受け実証実験を実施している。 射水ケーブルネットワーク株式会社 実証事業 1 降積雪量の把握 概要:除雪車出動の判断を行うため、職員が市内を回って積雪量の計測を行っている作業についてセンサー等を利用して常時観測し、迅速な判断を行えるようにするもの。センサー:レーザー式積雪計取得データ:降積雪量実証期間:令和元年12月~令和2年3月、令和2年12月~令和3年3月実施状況:令和3年12月本運用開始 2 消雪施設の監視 概要:消雪施設の誤作動について、地元からの通報をもとに現地確認を行っており、センサーにより、稼働状況を把握し、異常時に迅速な対応を行うもの。センサー:動作検知センサー取得データ:消雪施設稼働状況実証期間:令和元年12月~令和2年3月、令和2年12月~令和3年3月実施状況:導入について検討中 3 除雪履歴の把握 概要:市民等からの除雪状況の問い合わせについて、その都度、業者に電話で確認し対応している。GPSにより、除雪路線の抜け防止と除雪状況の把握を行うもの。センサー:GPSトラッカー 取得データ:除雪車位置情報、履歴実証期間:令和元年12月~令和2年3月、令和2年12月~令和3年3月実施状況:導入について検討中 4 公共施設利用者数の把握 概要:利用状況を把握し、運営効率化やニーズに合ったサービスの充実を図るもの。 センサー:カウントセンサー、人物属性分析カメラ取得データ:利用者数、滞留時間 等実証期間:令和2年4月~令和2年6月実施状況:導入については保留 ※人物属性(年齢・性別)分析カメラは、マスク着用により思った結果がでなかった。 5 公共交通利用者数の把握 概要:コミュニティバスの利用者数を把握し、利用者ニーズにあった路線の見直しを行うもの。 センサー:カウントセンサー、バスロケ(スマホ) 取得データ:利用者数(インターネット上で混み具合の表示も可能)実証期間:令和2年4月~令和2年12月実施状況:導入については保留 6 排水路の水位観測 概要:排水路にセンサー等を設置し常時観測を行うことにより、浸水要因の分析や効果的な浸水対策の検討、危険水位の把握による迅速な初動対応に活用するもの。 センサー:水位センサー、雨量計 取得データ:排水路の水位、雨量実証期間:令和2年6月~令和2年10月実施状況:令和3年4月本運用開始 7 排水路の堆積物監視 概要:排水路に常設のスクリーンの前後にセンサーを設置し、水位の差で堆積物を検知することにより、適切なタイミングで除去し、排水機能を維持するもの。 センサー:水位センサー 取得データ:堆積物の有無実証期間:令和2年6月~令和2年10月実施状況:令和3年4月本運用開始 8 ため池の水位観測 概要:防災重点ため池にセンサー等を設置し、危険水位を検知することにより、浸水想定区域に住む方への伝達など、迅速な対応を行うもの。 センサー:水位センサー、雨量計 取得データ:ため池の水位、雨量実証期間:令和2年6月~令和2年10月実施状況:令和3年4月本運用開始 9 保育園の登降園管理 概要:保護者にQRコードを配布し、登降園の管理を自動で行うことで、児童の出席状況の常時把握と保育業務の効率化を図るもの。 システム:登降園管理システム 取得データ:園児の登降園管理等実証期間:令和3年5月~令和3年6月実施状況:令和3年12月本運用開始 10 保育園の室温記録 概要:各保育室にセンサーを設置し、異常時にアラームを出すことで早期に対応がとれる体制を整え、児童の安全な保育環境を確保するもの。 センサー:温湿度計、二酸化炭素濃度計取得データ:各保育室の温度、湿度、二酸化炭素濃度実証期間:令和3年5月~令和3年6月実施状況:導入については保留 11 園児の午睡チェック 概要:お昼寝時の寝返り等で呼吸困難等の状態が生じないように、衣服にセンサーを取り付けて異常な状況を早期に検知できるようにするもの。 センサー:ボタン式午睡センサー取得データ:うつ伏せ寝、体動停止実証期間:令和3年6月実施状況:導入については保留 12 イノシシ罠の監視 概要:罠が作動(檻の入り口が閉じる)したことをメール等で通知することにより、見回り者の安全確保や作業効率化を図るもの。 センサー:罠通報システム取得データ:罠の作動状況実証期間:令和3年9月~実施状況:実証中 13 アンダーパスの冠水状況把握 概要:豪雨時に道路が冠水した場合、通行止めの措置を取る必要があり、浸水の恐れがあるアンダーパスにセンサーを設置し、常時監視により迅速な対応を行うもの。 センサー:水位センサー、雨量計取得データ:アンダーパスの水位、雨量実証期間:令和3年9月~実施状況:実証中 14 海洋環境の可視化支援 概要:ICTブイを利用し、海況情報を陸上からスマートフォンなどで確認できるようにし、漁業従事者の効率的な操業や出漁判断に貢献するもの。 センサー:ICTブイ取得データ:海水温、潮流、風向、風速実証期間:令和3年11月~実施状況:実証中 会議の実施状況 平成30年度 平成31年 2月 5日 勉強会(国の動向、全国のIoT実装取組事例)平成31年 2月~ 実証対象業務の募集 令和元年度 令和元年 8月22日 IoT利活用推進本部会議(庁内組織の設置)令和元年 8月30日 IoT利活用推進検討会議(各課の課題事項整理、IoT活用の提案)令和元年10月 7日 IoT利活用推進本部会議(実証業務の選定)令和2年 2月27日 IoT利活用推進検討会議(実証状況報告) 令和2年度 令和2年 8月 5日 スマートシティ講演会 (富山市の取り組み)令和2年 8月 5日 次長会議 (射水市の取り組み)令和2年 8月 5日 IoT利活用推進検討会議(NEC先進事例、実証状況報告)令和2年 9月~ 実証対象業務の追加募集令和2年11月 5日 IoT利活用推進検討会議(実証結果報告、新規実証予定業務)令和2年11月24日 IoT利活用推進本部会議(実証結果報告、新規実証予定業務)令和3年 2月26日 射水市DX勉強会 ※従前の副市長を本部長とする「IoT利活用推進本部」を発展的に再構築し、より指揮命令の迅速化を図るため市長を本部長とする「DX推進本部」を令和3年4月に設置しました。 お問い合わせ 未来創造課 DX推進班 所在地:〒939-0294 射水市新開発410番地1 電話:0766-51-6614 FAX:0766-51-6668 Eメールアドレス:dx@city.imizu.lg.jp