高齢者虐待を防ごう! 2016年4月1日更新 シェア ポスト 急速に進む高齢化の中で、介護と並んで虐待が深刻な問題となっています。 高齢者虐待は、徐々に高齢者の尊厳を踏みにじり、最後には命にまでも関わる重大な権利侵害です。 高齢者虐待を防ぐために、地域や家庭で一緒に考え、声かけや見守りなど気軽にできることから始めましょう。 高齢者虐待の相談は地域福祉課または地域包括支援センターへ 高齢者虐待を防ごう! どのような行為が「虐待」にあたるのか、わかりやすく漫画で説明します。高齢者虐待を防ごう.pdf 地域包括支援センターとは 高齢者虐待ってなんだろう? 高齢者虐待とは、「高齢者虐待防止法*」において「65歳以上のものが他者からの不適切な扱いにより権利利益を侵害される状態や生命、健康、生活が損なわれるような状態におかれること」とされています。 高齢者虐待は、虐待している人に自覚があるとは限りません。自分で虐待していることに気づいても、様々な要因から自分では歯止めがきかなくなっている場合もあります。 また虐待を受けている高齢者は、虐待している子をかばったり、抵抗する力が弱くなっている等自らの訴えができないことも多く見られます。 住み慣れた地域で安心して暮らすことができるためには、高齢者虐待の早期発見を図る地域の見守りが大切となります。 *「高齢者虐待防止法」=正式名称「高齢者に対する虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」 こんなことが高齢者虐待です ◎身体的虐待 暴力行為などで、身体に傷やあざ、痛みを与える行為。外部と接触させないような行為 例) 叩く、つねる、殴る、ける、薬を過剰に与える ◎心理的虐待 高圧的な言葉や態度、無視や嫌がらせによって苦痛を与える行為 例) 怒鳴る、ののしる、無視する 子どもに対するように接する 排泄等の失敗を嘲笑したり、人前で話すなどにより恥をかかせる ◎介護・世話の放棄・放任 介護や生活の世話を行っている家族が介護と世話を放棄するような行為 例) 髪や爪が伸び放題、衣服や身体が汚れている、水分や食事を与えない、本人の居室の温度調整を十分にしない 必要な介護や福祉サービスを理由なく制限したり、使わせない ◎経済的虐待 財産や金銭の無断使用や、本人の希望する金銭の使用を理由なく制限する行為 例) 生活上必要な本人の年金などの金銭を渡さない、無断で使う 本人の財産を本人の意思、利益に反して使用する、売却する ◎性的虐待 本人の意思もなく性的な行為を行ったり強要したりするような行為 例) 罰として下半身を裸にして放置する、性的行為の強要 こんなことも虐待です ・トイレに行く回数を減らすために水分を控えさせる。・外出すると危ないと思い玄関に鍵をかける。 本人のために行った行為でも、本人の自由や快適に暮らす権利を侵害していませんか? 高齢者本人の立場になって「どう感じるか。権利を奪っていないか」を考えてみましょう。 なぜ虐待が起こるの なぜ気づかないうちに虐待につながる行為をしてしまうのでしょう。 高齢になるにつれて、身体の動きが緩慢になり他者の助けが必要なことが増えてきます。 知らず知らずのうちに、なんでもできた頃と比較することで、戸惑いやいらだちを感じていませんか。 本人も助ける人も感じている戸惑いがストレスとなって、心のバランスを崩していませんか。 そのストレスからお互いを傷つけ会うような態度をとっていませんか。 また、適切な介護方法や制度の利用の仕方が分からないことで、不適切な対応をしていませんか。 熱心に介護するあまり、いつの間にか介護者のペースになり高齢者を傷つけていませんか。 高齢者虐待を防ぐために 虐待を防ぐためには、疲れや戸惑い、いらだちに気づいてあげることが第1歩です。 日々の生活に疲れや戸惑い、いらだちを感じている高齢者やその家族に気づいたときは、声をかけてあげてください。 そして、何か助けを求めていたら相談窓口につなげてください。 周りからの通報が、虐待を受ける高齢者や虐待をしている人を救う鍵となります。 高齢者虐待相談窓口 地域福祉課 0766-51-6625 新湊西地域包括支援センター 0766-83-7171 新湊東地域包括支援センター 0766-86-8739 小杉・下地域包括支援センター 0766-55-8217 小杉南地域包括支援センター 0766-56-8725 大門・大島地域包括支援センター 0766-52-0800 PDFファイルをご覧になるには、Adobe Readerが必要です。こちらのバナーから無料でインストールできます。 お問い合わせ 福祉保健部 地域福祉課 所在地:〒939-0294 射水市新開発410番地1 電話:0766-51-6625 FAX:0766-51-6657 Eメールアドレス:chiiki@city.imizu.lg.jp