【更生医療】

　障害部位に対する手術などにより、身体障がい者の障害を軽減し、日常生活能力を回復するために必要な医療に給付される医療制度です。
　自己負担は原則として医療費の1割負担です。ただし、世帯の所得水準などに応じて、ひと月当たりの負担に上限額が設定されます。

●対象者
　身体障害者手帳を交付された18歳以上の方で、手術などにより障害が軽減されると判定された方

●対象医療
　角膜手術、外耳形成術、関節形成手術、心臓手術、血液透析療法、中心静脈栄養法、抗HIV療法など

●申請書
　自立支援医療費(更生医療）を申請したいとき

【育成医療】

　18歳未満の身体に障害のある児童又は現在の疾病を放置しておくと将来障害に至ると認められ、手術などの外科的な治療によって確実な治療効果が期待できる児童に対して、障害の軽減若しくは除去に必要な医療が給付されます。
　自己負担は原則として医療費の1割負担です。ただし、世帯の所得水準などに応じて、ひと月当たりの負担に上限額が設定されます。

●対象者
　18歳未満の身体に障害がある児童、又はそのまま放置すると将来障害を残すと認められる疾患がある児童で、その障害を除去・軽減する手術等の治療によって確実に効果が期待できる児童が対象です。

●対象となる障害
　視覚障害・聴覚障害・言語そしゃく機能障害・肢体不自由・内部障害（心臓・腎臓・肝臓・小腸・免疫）・その他先天性疾患

●申請書
　自立支援医療（育成医療）を申請したいとき

【精神通院】

　精神疾患の治療を通院で受ける際に給付される医療費制度です。
　自己負担は原則として医療費の1割負担です。ただし、世帯の所得水準などに応じて、ひと月当たりの負担に上限額が設定されます。
　医療機関と同じように、ご利用される薬局、訪問看護ステーションも指定していただくことになります。
　有効期間は1年です。

●対象者
　統合失調症、うつ病、てんかん等、その他精神疾患を有し、医師から通院治療の必要を認められた方

●申請書
　自立支援医療（精神通院）を申請したいとき