被害を最小限に抑える『津波編』 2018年9月19日更新 シェア ポスト 災害をなくすことはできませんが、被害を抑えることはできます。そのためには、災害に対する正しい知識を学び、ふだんから対策を考えておくことが重要です。 津波の特徴 津波は恐るべき破壊力で人や家屋をのみ込み、すべてを奪い去ります。★津波は、海が深いほど速く、陸地に近いほど高くなります。★富山県で想定される津波の特徴は、津波の高さは低く、継続の時間も短いですが、一方、到達時間は短いと思われます。 ジェット機並みの猛スピード! 津波が伝わる速さはジェット機並みです。海岸近くでもオリンピックの短距離選手ほどの速さがあります。 津波の高さは想像以上! 津波の高さは海岸の地形などに大きく左右されます。たとえ沿岸部で1~2mだったとしても、川を遡上したり陸地をかけのぼるなどして10倍程度の高さになることがあります。 繰り返し襲ってきます! 津波は何度も繰り返し襲ってきます。また地上に押し寄せる波だけでなく、海へと引き返す波も大変強力です。必ずしも1回目の津波が最大であるとは限らないので、警報・注意報が解除されるまで海岸に近づいてはいけません。 危険なのは沿岸部だけではない! 津波は川を遡上します。河川流域でも十分な警戒が必要です。 津波の来襲を想像してみましょう 地震は日中に起こるとは限りません。夜間に発生したとき暗い中、家から脱出できるか考えてみましょう。 また、地震発生から何分後に津波が来襲するかわかりません。どう対応できるのか具体的に想像してみましょう。 家族会議で話し合い 津波が発生したとき、どこに避難し、どう連絡を取り合うのか、家族で事前に話し合っておきましょう。 指定の避難場所や避難ビルが近くに存在するのか、避難場所がない場合はどこに逃げるのか、そこに到達するためのルートは複数確保できるかなども共通認識をもっておきましょう。 避難訓練への参加 地域の防災訓練や避難訓練に参加し、避難ルートや避難にかかる時間などを確認しておきましょう。