被害を最小限に抑える『風水害編』 2018年9月19日更新 シェア ポスト 災害をなくすことはできませんが、被害を抑えることはできます。そのためには、災害に対する正しい知識を学び、ふだんから対策を考えておくことが重要です。 近年の「風水害」の特徴 ①局地的大雨(ゲリラ豪雨)や集中豪雨の増加 もともと雨の多い日本列島ですが、近年特に大雨の発生回数が増えてきています。 ◇局地的大雨 ⇒ 発達した積乱雲が狭い範囲に短時間に降らせる大雨で、 雨が一時的に強まり総雨量は局地的に数十ミリになります。 短時間で狭い範囲に集中して降るため、降水をスムーズに排出できず、道路冠水や 浸水被害が発生しやすくなります。 ◇集中豪雨 ⇒ 前線や低気圧の影響などによって積乱雲が同じ場所で次々と発生し、 雨が数時間にわたって降り続き狭い範囲に数百ミリの雨を降らせます。 狭い範囲で降り続くため、中小河川の氾濫や土砂崩れなどによる大きな被害が 生じる危険があります。 集中豪雨(市内の様子) ②高潮の異常発生 通年、夏から秋にかけては潮位が高くなる時期ですが、そこに近年は海面が異常に上昇する傾向にあります。 海岸付近の低地では、浸水被害が発生することが予想され、満潮時間と重なると更に広範囲で浸水する可能性があります。 また、9月~3月頃にかけては異常高波、いわゆる「寄り回り波」発生の危険も高くなっています。 市内で発生した高波(寄り回り波) 気象情報に耳を傾けましょう ラジオ、テレビ、インターネットなどで、最新の気象情報を集めることが大切です。 災害が発生したときには、ケーブルテレビで緊急放送が流れます。 地元コミュニティラジオの「エフエムいみず」では、災害時に最も知りたい身近な最新情報が提供されます。 79.3MH2に合わせ、エフエムいみずを聞いてみましょう。 ふだんから天気予報や気象情報に耳を傾ける習慣をつけておきましょう。 ≪射水市ホームページや「射水市防災気象情報」の活用≫ 市内にある観測点の雨量、川の水位、潮位を10分・1時間ごとの実測値、雨量については 6時間後までの予測値を掲載しています。 市に関係する気象情報を掲載していますので、いざというときにすぐ見られるよう確認して おきましょう。 ⇒射水市防災気象情報 ≪射水市メール配信サービスへの登録≫ パソコンや携帯電話のメールアドレスを登録された方に、防災情報をEメールでお届け します。 ⇒メール配信チラシについて 避難所と避難ルートの確認 被害をイメージして、避難所と安全な避難ルートを確認しておきましょう。避難ルートは、休日などに実際に歩いてみて、安全かどうか確認してみましょう。 非常用持出品を用意 風水害の場合は停電になることが多いので、懐中電灯は身近なところに置いておきましょう。また、情報を集めるための携帯ラジオも必需品ですので、予備の電池と一緒に用意しておきましょう。 土のうの作り方 浸水対策として土のうの設置が有効です。 大雨、ゲリラ豪雨の発生が予想される場合は、あらかじめ応急対策用に土のうの準備をしておきましょう。 ここでは、一般的な土のうの作り方について掲載します。 ⇒土のうの作り方 土のうの代用品 各家庭で土のうがない場合は、代用品を利用した応急処置が可能です。 ◇プランターやポリタンクとレジャーシートを使用した土のう 土の入ったプランターを横に並べてレジャーシートを巻いて補強します。 プランターがない場合は、水を入れたポリタンクを使用します。 ◇大きいゴミ袋を使用した土のう ゴミ袋を二重にして中に半分程度の水を入れて、すき間なく並べます。 PDFファイルをご覧になるには、Adobe Readerが必要です。こちらのバナーから無料でインストールできます。